カニ爪と肩肉はどっちが美味しい?カニの部位ごとの違いを専門店が解説!

カニ爪と肩肉はどっちが美味しい?カニの部位ごとの違いを専門店が解説!

2024.4.21 コラム
カニ 部位

 

カニの部位にはカニ爪や肩肉などがありますが、カニの部位は10種類以上にも分かれているのをご存知ですか。部位によって味も変わるので、カニを食べるなら美味しい部位を食べたいですよね。


今回はカニ専門店のマルツがカニの部位の名称や部位ごとの特徴についてご紹介します。人気のある部位についても紹介するので、カニを購入する際の参考にしてみてください。


カニの部位の名称

カニには10種類以上の部位がありますが、すべての部位を覚える必要はありません。


カニが好きな人には、ぜひ覚えて頂きたい人気の3つの部位とその他の部位にわけてご紹介します。今回はズワイガニを例に紹介しますが、タラバガニや毛ガニも似た構造になっているので参考にしてください。


カニの人気部位トップ3

これから紹介する3つの部位は人気が高く、ポーション(むき身)でその部位だけを集めた商品も販売されています。特に、ポーションの購入を検討している人は要チェックです!

カニ 部位

1️位:棒肉(A)

カニの部位の中でも一番人気なのは、棒肉の部位になります。棒肉の魅力は、「食べやすさ」と「食べごたえ」です。殻から身を外しやすいので、普段カニを食べない人でも安心して食べられます。


ズワイガニは脚が10本あるカニですが、真ん中の6本が棒肉として販売されます。カニしゃぶや刺身で食べるのにもおすすめの部位です。棒肉ポーションという名前の商品は、棒肉だけを集めた商品なので、棒肉をたくさん食べたい人は棒肉ポーションがおすすめです。

2位:カニ爪(B)

カニ爪も人気のある美味しい部位です。親爪とも呼ばれます。棒肉と比べて、1匹あたり2本しか取れないので、カニ爪ポーションは棒肉ポーションよりも価格は高めです。


カニ爪は身がしっかりしていて甘みや旨味が強く感じられるので、棒肉よりも美味しいと感じる人も多いです。一方で、殻が硬いので、食べるときは注意が必要です。


カニ爪はカニしゃぶでも美味しいですが、フライや天ぷらにしても美味しい部位なので、ぜひ試してみてください。

3位:肩肉(C)

肩肉は旨味がしっかりと詰まっており、出汁を取るのにもおすすめの部位です。美味しい部位なので、自分で捌く際は捨てないように注意しましょう。


カニ爪同様に美味しい部位ですが、カニ爪と比べると食べにくいと感じてしまう人が多いです。上手に食べられるか不安な人は、カニ鍋や味噌汁に入れて出汁を取りながら美味しく食べるのもおすすめです。


各部位を集めたポーションも良いですが、ポーションの商品は旨味が逃げてしまいやすいデメリットがあります。美味しくカニを楽しみたい人はすべての部位を楽しめる「姿」のカニがおすすめです。自分で捌く必要はありますが、初心者でも簡単に捌けるのでぜひ挑戦してみてください。


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その他のカニの部位

一般的にはあまり知られていないカニの部位について紹介していきます。カニが好きな人でも知っている人は少ないので、ぜひご家族やご友人に自慢してください!

カニ 部位

①甲羅(カニ味噌)

まずは、甲羅の部位です。濃厚な甘みが楽しめるカニ味噌がこの中に入っています。カニ味噌は、お酒が好きな人がツマミにしたり、甲羅酒にして楽しんでいるイメージがある人が多いかもしれませんが、カニ味噌でグラタンやパスタを作って食べるのもおすすめです。新鮮なカニ味噌は甘みが強く苦みは感じられないのでぜひ試してみてください。


カニ味噌が美味しく食べられる種類のカニは、ズワイガニや毛ガニです。タラバガニのカニ味噌は油っぽいため、カニ味噌を抜いて販売することがほとんどです。カニ味噌を楽しみたい人は、購入するカニの種類に注意しましょう。

②爪下

爪下は、カニ爪から甲羅につながっている脚の部分で棒肉とは区別されます。よく動かす脚なのでしっかりした弾力のある食感が特徴です。棒肉に比べると身は小さいですが、甘みも感じられて食感が良いのでおすすめの部位です。


食べ方は棒肉と同様に、カニしゃぶやボイルがおすすめです。

③爪先

爪先は、カニ爪がない残り8本の脚の先端部分になります。この部位は食べるところはほとんどないので捨ててしまっても問題ありません。ただし、有効活用したい人は出汁を取るために残しておきましょう。


特に、カニで出汁を取ったカニ雑炊は絶品なので、ぜひ最後までカニを有効活用して楽しんでください。

④小指

小指は、カニの脚の一番下にある2本の細い脚です。サイズが大きいカニであればカニ身を楽しめますが、通常のサイズのカニはほとんどカニ身を楽しめません。そのため、小指も爪先と同様に出汁を取るのに活用するのがおすすめです。

⑤ラッキョ

ラッキョは、カニ爪がない脚の曲がっている関節部分です。身は少なくポーションの持ち手にすることが多いですが食べられます。関節部分なので独特な食感があると言われています。


名称を知っている人は、ほとんどいないので、棒肉の一部として考えても良いかもしれません。

⑥ボンボリ

カニ爪と爪下部分をつなぐ関節が「ボンボリ」と呼ばれている部分です。ぷくっとした形がひなまつりの「ぼんぼり」に似ていることから呼び名がついたとされています。


ボンボリは、爪下を食べるときの持ち手になります。この部位もあまり知られていないので、知っていると友達に自慢できるかもしれませんよ。

⑦南蛮(ナンバン)

南蛮は、爪先とラッキョの間にある細長く殻の薄い部分です。折ると身がくっついて出てくるので簡単に食べられます。裏側に切り込みをいれて殻を剥がす方法もあります。


薄い部分なので身は少ないですが、甘みがある美味しい部位です。柔らかくて簡単に身が外せるので捨てずに食べましょう。


カニの美味しい部位

カニの美味しい部位は、カニがよく動かす部位です。カニの構造上カニ爪と肩肉は動かす頻度が高いため、美味しいと言われています。筋肉質でぷりっとした食感が楽しめ、甘みや旨味が強く感じられる部位になります。


カニ爪と肩肉のどちらの方が美味しいかは甲乙つけ難いですが、カニ爪の方が食べやすいこともあり人気が高いです。


ただし、部位ごとに違った味が楽しめたり、出汁を取るのにおすすめの部位もあるので、カニを余すところなく楽しみたい人はカニ丸々1匹の姿のカニがおすすめです。ぜひ部位ごとの味の違いを感じてみてください。


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捌き方が不安な人はこちらの記事を参考にしてください。初心者でも簡単に捌けますよ。

紅ズワイガニの食べ方 | カニ専門店おすすめのレシピもご紹介!


よくある質問

かにみそはどこの部位?

カニ味噌は、実は脳みそではなくカニの内臓です。見た目が味噌のように見えることから「カニ味噌」と呼ばれるようになったと言われています。


カニの内臓の中でも中腸線と呼ばれる部位で、肝臓や膵臓の働きをするので栄養がしっかり詰まっている部位でもあります。


カニの種類やカニの販売形態によっては、カニ味噌がついてないものもあるので購入の際はしっかり確認しましょう。濃厚なカニ味噌はカニ身とはまた違う美味しさや魅力があるのでぜひ一緒に食べてみてください。


もっとカニ味噌について知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。


カニ味噌の正体とは?おすすめの食べ方や人気の瓶詰め商品をご紹介!

 

カニの食べられない部位はどこ?

カニには「ガニ」と呼ばれるエラがあり、この部分は食べられません。甲羅を外すと灰色のヒラヒラが見えるのですが、それが「ガニ」という部位です。


ガニは酸素を取り込むときに海水に直接触れており、殺菌や汚れが付着しやすい部位です。味も決して美味しくはなく、生の場合は食中毒の可能性もあるため、食べずに捨てるようにしましょう。


昔から「カニは食ってもガニ食うな」と言われるほどです。カニを食べるときは気をつけましょう。

カニのふんどしって何?

カニのふんどしは、甲羅のお腹にあたる三角の部分です。他にも「はかま」や「前掛け」と呼ばれたりもします。カニを捌く際には、最初に外して捨てる人が多いですが、実は食べられます。


エビフライでいうところのしっぽの身の部分で、背わたの部分以外は食べられます。しっかりとした弾力や旨味が楽しめますよ。


カニ通販ならカニ専門店マルツ

マルツは、鳥取県境港にあるカニ専門の老舗で、境港は鳥取で一番カニの水揚げ量が多い全国有数の漁港です。


マルツは、50年以上の伝統と信頼を持つカニ専門店なので、美味しさと鮮度に優れたズワイガニ(松葉ガニ)や紅ズワイガニを安心して購入できます。


マルツのカニ通販には以下のような特徴があります。

プロの目利きによって厳選

目利き カニ

 

この道30年以上の目利きのプロが長年の経験値から、みそや身入りが良く鮮度のいいカニ(A級)、そうでないカニ(B級)を1枚1枚選別しています。


11月〜12月のハイシーズンには1日に数百枚のカニをボイル、選別し、店頭に並べています。その専門店だからできる圧倒的な数が確かな質の担保に繋がっています。

独自の活〆ボイル製法

活締めボイル

 

マルツの松葉ガニは「活」にこだわり、活きたままのカニを水で締めて茹で上げるのが特徴です。珍しい自社専用ボイル釜で、職人が塩加減や温度管理、茹で時間の調整をしながら丁寧に茹で上げます。脚切り防止で品質管理に繋がるのはもちろん、鮮度がいいカニを茹で上げる事で身が引き締まり甘みが増した味わいに仕上がります。


また、1度に500枚近くのカニを同じ釜で茹でるためカニの出汁が染み渡り、カニの旨味が詰まった味わいに仕上がります。カニの出汁でカニを茹でる専門店ならではの製法です。

当日発送が可能で鮮度が高い

松葉ガニ 発送

 

マルツでは、仕入れから加工、販売まで自社一貫です。鮮度にこだわり、競りから1時間以内にボイルされ全国に発送されます。


活のカニもしっかりと氷を敷き詰めて鮮度維持をしているのでご安心ください。山陰地方に住んでいない方でも本場の新鮮なカニが食べられます。


まとめ

今回はカニ専門店マルツがカニの部位の名称や部位ごとの特徴ついてご紹介しました。


カニは部位ごとに味や食感が異なります。姿のカニであれば、部位ごとの違いを感じながらカニを楽しめるので、ぜひ味を比べてみてください。初心者でも意外と簡単にカニを捌けますよ。


マルツのオンラインショップでは、脚が取れているなどのお得な訳ありのカニも販売しています。ぜひ、オンラインショップもチェックしてみてください。


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